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あの時あの場所で

       同窓生フォトグラファー久山城正氏の撮影した母校の写真の数々です。

  撮影日時は不明ですが、デジカメの無かった時代にスナップした写真です。
  裏面に一枚ずつ手書きのコメントがされています。
  遺族の方のご承諾のもと、同窓生の方に公開させていただきました。

  今も変わらない母校の風景、今は無くなってしまった校舎の姿。
  瑞々しいコメントと共にご覧下さい。

 
 
  久山城正氏
 
   1958年岡山市に生まれる
   1977年岡山操山高校卒業
   大阪芸術大学卒業
   2013年11月逝去(享年55歳)
 
             http://shiromasa.com/
 
Born in Okayama City (Okayama Prefecture) in 1958. Graduated from the Osaka University of Arts and entered Dai Nippon Printing Co., Ltd. After leaving Dai Nippon Printing, set off on a journey to the United States, wandering around taking photographs for one and a half years. Started a career as a commercial photographer in Osaka after returning to Japan. Moved his career base to Tokyo and started taking pictures for magazines as well. Energized by journeys—from the mainland United States to Hawaii, Italy, Southeast Asia and locations across Japan—delivered a series of unique photographs.

In the wake of the Great East Japan Earthquake, travelled to the affected areas and took pictures of the aftermath of the disaster from a unique perspective.  (久山城正ホームページより)


★ipad.スマフォでご覧の場合、写真の一部が欠ける場合があります。写真の上でタップして全体を見てください。


久山城正ホームぺジより
   http://shiromasa.com/




久山が亡くなったのが昨年の秋、2013年11月7日
葬儀や諸々の手続きを終えた後、喪失感に苛まれながらぼんやりと年を越し、大雪が積もった庭を泣きながら1人で雪かきし、オリンピックを音もなく観戦しました。春が来て、愛犬くまと散歩しながらしみじみ桜を愛で、ワールドカップと暑い夏が終わり、秋の気配が感じられる季節を迎えました。私の中で時間は止まったままなのに、過ぎていく時は止めることが出来ません。何をしていてもしていなくても人生は過ぎていきます。

そして季節の変化に合わせて記憶は蘇ってきます。いえ、ひょっとしたら思い出したいのかもしれません。楽しかった思い出や病気と闘った毎日を思い出しては写真を見て1日が過ぎていくなんていう日々が山のようにありました。
今朝は、去年の10月の日記を読み返していました。去年の今日、久山の調子はまあまあで新品のiMACを触ったりアトリエを片付けたりしていました。が、この後10月6日に体調が急変します。
日記を閉じてから、私は命日の11/7までの時間をどう過したら良いのか途方にくれました。

が、書こうと思います。この1ヶ月辛くて書けなかったのですが、もっと書こうと決めました。久山が遺したたくさんのメモや日記を。私たちが過したちょっと笑える闘病の毎日を。それをアウトプットしないと前に進めない自分がいると感じているから。これを読んでくださっている方の中には、大切な方を亡くしたり病気と闘ってる方が何人もいらっしゃる筈です。少しでも思いを共有していただいたり、闘病の役に立てていただけると信じて書こうと思います。

これまでたくさんの友人が、私のことを気に掛け自宅に遊びに来てくれたりメールを送ってくれたりして色んな形で励ましてくれました。そしてこのサイトを運営してくれているチーム城正の皆さん、お忙しい中投稿記事を書いてくださった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとう、本当にありがとう!いつも傍にいてくれる愛犬くまにもありがとう!そしてこのサイトを見て下さる方々に沢山の勇気をいただいています。ありがとう!
久山の写真、ぜひ1枚づつゆっくり見てみて下さい。写真は彼そのもの。写真は生き続けています。
                                                 Hitobon

ご遺族の許可をいただき転載しました。